
ベガルタ仙台が5月31日に価格変動制『ダイナミックプライシング』を導入すると発表しました。
Jリーグでも横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、名古屋グランパスなどが既に導入済みです。
そのダイナミックプライシングとはなんでしょうか?
「ダイナミックプライシング」とは、試合日程、席種、経済、天候、個人の嗜好などに関するデータ分析を基に、試合ごとの需要予測を行い、需要に応じたチケット価格の変更を自動的に行なうことで、よりファンのみなさまのニーズに応じた”適正価格”で販売を行う仕組みです。
ダイナミックプライシングによる販売では、ご購入いただくタイミングにより、価格が変動する可能性があります。チケットをご購入いただく際は、最新価格をご確認の上、お買い求めください。
なお価格設定はダイナミックプラス株式会社との協力・連携のもと、過去のベガルタ仙台のチケット販売実績と販売期間中の販売実績を基に、ダイナミックプラス株式会社の独自の価格算出技術を活用し行われます。
クラブ側の目線で考えると「観客動員の見込める試合=価値が高い」という事でその価値に見合った価格まで上げる。
逆に見込めない試合は下げるという事でしょう。
このダイナミックプライシングに否定的な人はこの価格変動制によって損をするんじゃないか?
という不安があると思います。
でも実は損をしなくて得をするんじゃないかなと思ってます。
目次
ダイナミックプライシング導入でも損をしない理由

僕がダイナミックプライシングでも損をしないと思う理由は3つあります。
理由①定価販売のプレイガイドがあること(ローソンチケット、CNプレイガイド、セブンチケット、LINEチケット)
理由②SOCIO・FANCLUB先行販売は適用外という事。
理由③年間チケットハーフが販売中 ←
ではそれぞれ掘り下げていきます。
理由①定価販売のプレイガイドがあること。
まず変動適用外のプレイガイドがあります。
それがローソンチケット、CNプレイガイド、セブンチケット、LINEチケットの4つです。
このサイトは従来通りの価格で販売になりますね。
つまり適用しているプレイガイドでは高騰してもこちらの4社は定価のままなので安く買えます。
既に導入しているクラブではこんなことも起こってるようです。
マリノスは、
Jチケ→ダイナミックプライシング
ぴあ→定価
の二重価格問題を今季中には解決できないのかな。6/22松本戦は、神戸戦と逆にJチケがオトク。(左:ぴあ/右:Jチケ) pic.twitter.com/BFL0yaEYeb
— 新横浜 (@shinyokokun) 2019年5月30日
ただし注意が必要なのはホーム開幕戦とホーム最終戦でしょう。
昨年のホーム開幕戦が15,655人。ホーム最終戦が19,152人の動員をしているので
ここは値上げが確実になると思います。
なので観戦に行くと決めた時にはプレイガイドすべてを調べ一番安い価格の所で買うべきですね。
理由②SOCIO・FANCLUB先行販売は適用外という事。
公式HPにはこのように掲載されてます。
SOCIO・FANCLUB先行販売についてはダイナミックプライシングによる変動価格を適用せずに、今まで通りの2019シーズン一般前売価格の5%OFFによる価格にて販売させていただきます。
対象会員:SOCIO・FANCLUB年間チケット会員、SOCIO・FANCLUBプレミア会員
※なお、SOCIO・FANCLUB年間チケット会員、SOCIO・FANCLUBプレミア会員の一般販売日以降のベガチケQRチケットの購入については5%OFFについては適用いたします。
年チケ購入者への先行販売は今シーズンは適応外となっています。
なので年チケを購入している人は友人や知り合いの分を買ったり、年チケを購入している友人知人が周りにいる場合頼んで買って貰えば今まで通りの価格で買えます。
周りに頼むことになるのでここはコミュニケーション能力が必要になりそうです。
でも大概のベガサポは頼めば買ってくれると思いますけどね。
理由③年間チケットハーフが販売中 ←
値上げが気になるならば半年だけでも年チケを買ってみてはどうでしょうか?
現在年チケハーフが絶賛発売中です(笑)

まず価格を見てください。

ここで特出すべきなのはU-23の年チケハーフが5,500円だという事。
これは高校生でも買える値段です!
大人でも自由席南なら20,000円を切ってます。
値段をいちいち調べるのが面倒だったり売り切れの心配を考えるなら年チケにするのも1つの手です。
紙チケットで毎試合買っていた人は、コンビニに買いに行く時間も削れます。
しかも先行入場まで付いてくるので限定アイテムがあるときは買う事もできます。
そこまで考えると結構コスパがイイのではないでしょうか?
さてここまでは「定価に近い値段で買う事が出来るか?」を考えてきました。
ですがこのダイナミックプライシングで得をするのはサポーターです。
なぜなら転売防止になるからです。
値上げをしたら客離れをして、値下げをしたら赤字にならないか?

このダイナミックプライシングという価格変動制によって値上げをしたら客離れが起きてしまう。
値下げをしたら赤字になるのではないか?と思う人もいるでしょう。
確かにそういう不安はあると思います。
値上げをした場合の客離れ
集客の見込めない試合の値下げではなくて、集客の見込める試合の値上げです。
お客さんが来ると分かっている時に定価のまま売っていたとしましょう。
需要>供給
という図式になりますね?
すると出てくるのがチケットの転売です。
転売したい人がチケットを買い漁ることで見たい人が見れず転売する人だけが儲かることになります。
そこでクラブがチケット代を値上げをする事で転売の抑制になり我々サポーターも転売より安い金額で買う事ができるのです。
適正価格で試合を見れないことの方がよっぽど客離れにつながると思います。
値下げをしたら赤字になる?
確かに原価を下回って売ったら赤字になるでしょう。
僕はユアテックスタジアム仙台の運営費は知りませんが、一般論で考えると赤字になるならこんな価格変動制は導入しないと思います(笑)
値下げをする試合はお客さんが入らない試合です。
つまり値下げをすることで試合に来てもらうハードルを下げることが目的です。
例えばユアスタでの観客数が1万人だったら赤字とします。
それがダイナミックプライシングで値段が下がり観客数が1万2千人で赤字回避になったらどうでしょうか?
つまりトータルで見れば稼働率が上ることで収益が見込めるという事です。
それにスタジアムに来たら飲食物販で何かしら購入することもあるでしょうからね。

今後は年間チケットが売れると思う
今まで競争率の高い人気の試合はチケット争奪戦を戦い抜いて参戦していました。
ですがこのダイナミックプライシングの導入によって変化が起こるでしょう。
今後はいつ安く買えるか?が最大の注目点になります。
もし2012年と同様に優勝争いが出来れば需要>供給となるので
最終的には年間チケットまたは年チケハーフを買ったほうがお得になり、
年間チケットを買う流れが起きるのではないかとおもいます。
その為には是が非でもベガルタ仙台というクラブに価値がある!
というものを試合で見せて欲しいですね。
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