

夏の暑さと共に西村がロシアに旅立つと、秋の足音が聞こえるように涼しくなり
なんとハモンロペスが帰ってきました。
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西村ショックでぽっかり空いた心の何かを1年半ぶりの帰還で埋めてくれるハモンロペスはまさに神!
またクラブもぺらユニを配って動員を確保しトップ5を本気で狙う為動き出しました。
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— ベガルタ仙台実況アカウント (@vegalta_jikkyo) September 14, 2018
ということでこの試合はベガルタ仙台の作戦にまんまとハマり試合参戦しました(笑)
応援よろしくお願いします!
まずは両チームのスタメンから見てみましょう。
目次
休養十分の両チームスタメン

ベガルタは前節清水エスパルス戦と同様に3-4-3でスタート。アンダー代表で不在だった板倉がいつもの左CBに入りました。
シュミットもA代表帰りで非常にモチベーションが高いです。
13日に獲得したハモンロペスもベンチに入り西村が抜けた穴を感じさせない充実度があります。
対するFC東京ですが5試合未勝利と波に乗れず非常に厳しいチーム状態
ACL出場圏内を確保するためにはこれ以上勝ち点の取りこぼしはしたくないでしょう。
新幹線で1時間半ということもあり沢山のFC東京サポーターご来場ありがとうございます。
ベガルタが前半シュート0本と攻められなかった原因
まず攻めれなかった原因として両チームのスタイルが関わってくると思います。
ベガルタ仙台は5レーン理論を使い相手を動かして攻めるサッカーです

上の図のようにピッチを5分割し選手を配置することで相手がプレスに来ると味方のどこかがフリーとなる。上の図では関口とかね。
そこへ意図的にボールを送り再現性のある攻撃を作る訳です。
対してFC東京ですが『前プレスからのカウンター』と『リトリートからのカウンター』の2段構えになっています。
基本的には前から奪いに行って取れればそのままシュートまで。奪えないとスペースを埋めながらリトリート(自陣撤退)をする
前半から特に目立っていたのが前プレスからのカウンターですね。
ベガルタが後ろでボールを保持しようとすると、2トップが前からプレスを掛けるとそれに合わせてチーム全体を押し上げ前からボールを奪いに来ます。
これはベガルタのポゼッションを妨害することでチーム自体を機能不全にする狙いがあったでしょう。
実際にこれがハマり前半はシュート0本と抑え込まれました。
ただFC東京には2トップで3バックに対しプレスを仕掛けても人数が足りないと思いませんか?

この様に4対2となるので簡単にプレスをハズされてしまいますよね?
それならベガルタはもっと攻めれてシュートを打ててたと思います。
ではなぜ攻めれなかったのか?
それはFC東京の両サイドハーフが上がってきたからです。
東・大森の両サイドハーフが前線までプレスを掛けに来ていました。

上の図はGKまでプレスに行ってませんが、これでベガルタのGKを含めると4対4の同数になりますよね?
この状態でプレスを掛けられるとボールを持っている選手の選択は『味方への精度の高いパス』ではなく『クリアボール』になってしまいFC東京にボールを回収される確率が高くなります。
通常ならこのクリアボールをFW石原がマイボールにしてくれるのである程度ボール保持が出来たのですが、FC東京のCB2枚がとても人に強くて前半はほぼ抑え込まれていました(後半は違いました理由は後述)
ただベガルタはこれまでの試合でGKがCBの間に入るパターンの4バック化と、ボランチが間に入るパターンの4バック化などの複数パターンでプレスを回避してきました。
そうすることで相手のプレスを無効化しプレスに上がってきたことで空くスペースを使い、サイドチェンジで上手く揺さぶってきたのですがこの試合のFC東京は他チーム以上のペースでプレスを続けます。
前半FC東京の選手は”荒いプレーが多い”と感じたベガサポも多いのではないでしょうか?
これまでの相手のほどんどはプレスをパスの1つ目、2つ目でハズせばリトリートをしてボール持たせてくれてましたがFC東京は3つ目までプレスを掛けてきます。
なのでちょっとでも遅れ気味にパスを出したり、トラップでもたつくとボールを奪いに猛チャージ!
ハリルで言うところの『デュエル』と言った感じでしょうか?
→ちなみに僕の中でデュエルと言うと遊戯王しか出てきません(笑)
特にFW永井は前半繰り返しファールでイエローを貰う位しつこく追っかけきました。
あとはベガルタのボール回しが足元へのパスが多くポイントとして、より狙いやすくさせてしまった事もマイナスの要素で加わったと思いますね。
では次にベガルタが後半攻め込めた理由に移ります。
90分持つはずない特攻プレス!ハズせばチャンス!
ベガルタは前半をシュート0本で終わりハーフタイムを挟んで試合は後半へ入ります。
後半になるとベガルタは前線の配置を変更
石原と阿部がポジションチェンジをして阿部が1トップに入り、石原がシャドーへ
FC東京は前半と同じままです。
得点場面の解説に入る前にFC東京の戦術には1つ弱点があります。
それはスタミナです。
特に両サイドハーフのスタミナですね。
守備に攻撃に上がったり下がったりを繰り返すために消耗が早い事です。
前半からボールを奪うと前線まで走りこみ、ピンチになると前線から最終ライン付近まで戻り守備をする。
これをずっと繰り返していました。そりゃあ疲れますよね。
これを90分ずっと同じペースで続けるのは無理があります。
渡邉監督も会見で同じことを言っていました。
まず、前半に難しい時間を過ごして、間違いなくFC東京さんのプレッシャーは後半に落ちると。それはもう、我々の想定内でしたから、その落ちるプレッシャープラス、自分たちがビルドアップの出口をしっかりと探すこと、そのアイディアはハーフタイムに整理して、実際にそれがうまくいくようになりました。
このビルドアップの出口ですけど前にプレスに来るという事は自然と後ろが手薄になります。
野津田が空いたスペースに降りて来てボールを受け前を向くことが出来ました。
それは消耗からプレスの強度が落ちてプレッシャーをハズすことが出来るようになったからだと思っています。

画像引用DAZN様
上の場面得点から数分後、大森が板倉にプレスに行った裏を使われた図。
これは前半には無かった位置取りでした。

ボランチとCBの間に石原が居ることでピン止め、SBも関口がサイドに張ってピン止めしてるのでプレッシャーに行けない
その為に斜線部分がフリーで使えて攻められるわけですね。
前半はもっと大森も戻りが早かったのですが徐々に遅くなってきました。
このように時間が経てば経つほどほころびが大きくなり穴になりだします。
リードを奪いリトリートをさせなかったこと。
ベガルタが前半シュート数は0本でしたが失点しなかったことは、FC東京のゲームプランを崩し試合の流れを引き寄せ始めていたと思います。
シュート0での得点!
続いてはベガルタの得点の解説です。
まぁ解説と言ってもオウンゴールなので簡単な形になります。
この時は自陣からのカウンターが起点となりました。
なんか多いなぁ思ったので適当に番号を振ってみると

室屋がボールを引っかけてしまったこの場面FC東京は8人も攻め込んでいました。
つまり後ろはGKとCB2枚の3人のみ!これはチャンス!石原がボールを上手くキープをして野津田が繋ぎます。

石原がつぶれて野津田に渡った場面のCBの位置取りがココ
突然ですが石原と相手のCBの話が出た所で後述の解説を挟みます。後半は石原の起点となる時は大体CBと競り合わないような位置取りを取ってました。
その為チーム全体が押し上げる時間が出来たと思います。
これの繰り返し。
石原は感覚でこのCB相手には不利だと感じるとボランチやサイドバックとデュエルしてました。
ボランチやサイドバック相手なら何とかなるので後半の得点後は盛り返せた訳ですね。
→何とかなるのもすごいんですけどね
話を戻すとこの段階で森重が釣りだされた形になっています。
野津田は阿部へパスを出すと阿部はそのままサイドを駆け上がります。
そしてマイナスのクロスを入れると同時に森重が釣りだされ空いたニアへ入る石原。

斜線部分がぽっかり空いてますね。ヒョンスの視線を見ると石原の狙いに気づいているようです。
では東が足を出した瞬間の場面をゴール裏から見てみましょう。

丁度東が足に当てた瞬間ですがこの時GK林は重心を右に移してます。おそらく石原のシュートを警戒してのことだと思います。
これで逆をとられオウンゴールとなりましたがGKとしてはやむを得ないでしょう。
東も自分が触らなければ丸の部分で石原はシュートを打てていたでしょうから。
スライディングで触ったのは納得できる判断でしたがカウンターだったことと、野津田のマークがあった為ポジショニングが微妙だったことが影響したと思います
なにはともあれ先制点を取ったベガルタでした。
守り切るカードの切り方とハモンロペスの試運転
先制点を奪い相手のプレス強度が落ちたことで攻めることができるようになりますが
時折1発のパスでシュートまで持ち込まれる場面やCKでクリアする場面が続くようになります。
FC東京は徐々にフレッシュな選手に入れ替えて圧力を強めてきますがベガルタが選手交代をしたのは残り10分を切ってからでした。
綱渡りまで行きませんが最終ラインでなんとかしのぐ場面が続いてたのでバランスを崩すと一気にやられる可能性があり中々交代出来ず
やきもきしたベガサポが多かったと思います。
実際に僕もそうでした。
でようやく切ったカードが81分に阿部から椎橋への交代でした。
これは『残り時間守り切るよ!』という監督の明確なメッセージでしたね。
その3分後には関口から永戸へ交代。
これで左サイドの守備を整えて時間はアディショナル4分へ突入
最後は試運転と時間稼ぎの両方を兼ねた交代で石原からハモンロペスへ
ブラジルで練習してたのは本当のようで、一度戻る動きから裏へ抜け出しシュートまで打てているのであとは試合勘を取り戻せばとてもいい補強と言えるでしょう。
試合はそのままクローズし1-0でベガルタ仙台の勝利となりました。
あとがき
実はいままで食べたこと無かったので選手のプロデュース弁当を買ってみたんですよ。
今回は永戸のお弁当でした。

で。いざ食べようと何の気なしに割り箸を割ったら・・・
バキッ!!
んっ?と思ったら

これ食べづらいやつ~!!
試合前から不吉な予感しかしませんでしたが勝ててよかったです(笑)
なにより盟友フロンターレが7得点での大勝をしてくれたのでまさかの4位浮上です。
これは2013年以来のACLも見えて来ました!
残り9試合をサポーターみんなで応援しましょう!
いつもありがとうございます。ポチッって貰えると嬉しいです!
どうもおはこんばんにちは!
ズラタンです。